福祉の心構えを学んだ

Uncategorized

皆様こんにちは
私は介護歴2年半で来年に、介護福祉士(国家資格)を
とるべく勉強をしています。

最初に福祉の現場に出たのは
高齢者介護施設です。
そこで私は未経験で初めて”介護”というものを
経験しました。

下の世話や夜勤、食事介助、認知症など


一般人の感覚のまま丸腰で介護に触れた時は
本当に気が狂いそうになりました。
今まで40年間生きてきた他人との距離感をイキナリ
ぶっ壊されてしまうような感覚です。

普通は他人のトイレ(男女共に)なんて覗いたりしませんよね。

そんな中で、2年半やってみて
今も向上心を保った上で介護を見つめていられるのは
学ぶことが沢山あったからです。

彼らは教えてくれている

訪問介護をしている中でいつも考える事の一つは
「ヘルパーとしての在り方は?」

障害者高齢者介護を必要としている方たち

彼らを全員ひとくくりにすることはできません。
ヘルパー一人一人が自分自身の価値観を押し付けるような事が
あればご利用者様と良い関係を良い関係を築くことは
出来ないでしょう。

「寄り添いとは一体何だろう?」

と日々悩みながら支援に入っていますが
高齢者、障害者と線を引かずに彼らと
人間同士のお付き合いをしていくつもり
支援にあたっていきたいと思うようになりました。

ご利用者一人一人によってヘルパーの姿は
変わっていくでしょう。
彼らはみんなその事を教えてくれているんだと思います。

人間の仕組み

当たり前ですが人間はどんな人でも
同じ仕組みで生きていますね。

食べる、寝る、排泄・・・

私は最初に下の介助をした時に
「すごい世界に足を突っ込んでしまった、、、泣」

、、と素直に思いました。

しかし、よくよく考えてみると
人間の仕組みのもう一つに「何人たりとも歳を取る」という事も
忘れてはなりません。

年をとれば日常生活の能力や知能、体力、認知機能など
様々な能力が衰えていく。

こんな当たり前の事を私たちは
忘れつつ、或いは目をそらしながら生きていると
突きつけられました。

動物として生きている以上誰でも
老いて死ぬことから逃れられない

ご家族の気持ち

介護をする上で大事なことで
忘れがちな事の一つがご家族の気持ちについてです。

生きづらさを感じているのはご本人だけでなく
ご本人を介護するご家族の方たちも同じです。

ご家族の方たちはもちろん仕事もあるし
ご家庭もあると思います。

私達介護士は、
ご利用者様の事だけを考えるのではなく
彼ら彼女らを支えているご家族の方たちとも
つながりがあります。

そういう視点も福祉に携わるまでは
考えたことがありませんでした。

障害者

介護福祉の分野において大きく分けて2つに分類されます。

介護保険サービス(高齢者)

障害者総合支援法サービス(障害者)

高齢者と障害者の介護では同じ介護でも
法律も違いますし現場での対応も全く違ったものになります。

障害者の方々が高齢者と一番大きく違う点は
様々な年齢層の方がいる事や
ご病気、障害の状況も様々、

年齢が様々という事は、
もちろん若い方もいらっしゃいます。

生まれた時から(または生後すぐに)脳や体に
何らかの障害があった場合は、先天性の障害と言います

それ対して健常者としてある程度の年齢まで生きてきた方が、
交通事故やご病気により体に障害を負った方々を
中途障害と言います。


人間とは?

ご利用者様とヘルパーの関係を考えるとき
価値観の違いや今まで生きてきた環境や
人としての相性や歴史、背景など様々なことが互いに
影響していくと思います。

マズローの5大欲求という
人間の欲求の概念をまとめた考え方があります。

①生理的欲求
②安全の欲求
③所属・愛情の欲求
④承認欲求
⑤自己実現の欲求

こちらは①から土台となる欲求が満たされてから順に次の欲求へと
進んでいきます。

よく3大介護(=食事、排泄、入浴)なんて
言いますがこれらはまさに生理的欲求というもっとも
基礎的な部分を介助しているという事になりますね。

しかし、人間は生理的欲求の為だけに生きているわけでは
ありません!

美味しいものも食べたいし、
楽しい時間を過ごしたいし
人とのコミュニケーションも必要ですし
自己実現もしたい

と思うものです。

介護をする私たちは彼らのそんな当たり前の事を
よくよく理解しなければなりません。

彼らを自分と同じ人間なんだと
思うことが最も基本的な考えなんだと思います。

コメント